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MIDI-CV変換CPU頒布予約受付開始

2015年冬、誠文堂新光社から、山下春生さんが書かれた「伝説のハンドメイドアナログシンセサイザー」という書籍が「1970年代の自作機がよみがえる」というサブタイトルを冠して刊行されました。
本書は、70年代の終わりに発行された「初歩のラジオ」という月刊誌に連載されたアナログシンセを自作する記事を現代によみがえらせたものです。
また、ただの復刻本にとどまらず、それぞれ主要なモジュールには「今作るなら..」という記事が追加された他、連載当時よりも、さらに突っ込んだそれぞれのモジュールの設計技法も追加されています。
ああ、その記事なら目にした事がある方も少なくは無い名著ですが、この追加部分も優れた参考書になっています。アナログシンセの自作を志す方には、お勧めの1冊です。

今この時期に本書が刊行される事は、今なお、進化し続けるアナログシンセを自作するスタンスを世に問う最先鋭の書でもあると言えるでしょう。

さて、本書の中で、当時もっとも難易度が高かったと思われる鍵盤モジュールの製作の項にも「今作るなら..」のコーナーが「MIDI-CV変換モジュール」として追加されています。
ここでは現在比較的、安価に手に入れやすくなった鍵盤として、MIDIキーボードを取り上げ、これの出力するMI DI信号をアナログシンセで使えるCV+GATEの信号に変換するモジュールが公開されました。

本文の中ではハードウエア部分の公開にとどまり、これを動かすためのソフトウエアはについては完全に割愛され、別途、形を変えて公開されることが予告されていました。
beatnic.jpでは、このソフトウエアを、本書の著者からの依頼を受け、そのライセンスの元にプログラム書き込み済みのCPUをDIYパーツとして頒布します。

現在、出荷準備中ですが、年内出荷の目処が立ちましたので、先行して御予約の受付を開始します。御予約分は、年内に出荷させていただきます。部品の内容はDIYパーツのカタログページの方をご覧ください。

この部品のサポートに関しては、著者の運営するサイトで進めるべく準備中 です。
詳細はこちらをご覧ください

アナログシンセ資料室

beatnic.jpで入手可能なMIDI-CVコンバーター関連製品・部品一覧

MIDI-CV変換CPU+専用基板 : DIY Parts
上記書籍に掲載された回路の中に使われている、CPUと専用基板のセットの頒布です。(2016-02-17:CPUのみの頒布は終了しました。#508 MIDI-CV変換CPU&専用基板をご検討ください)
MIDI-IF for SX-150 mk2 : Ready Made
キットとして頒布されている学研SX-150 MK2のMIDI-IFを組み立てて、ケースに組み込んだものです。SX-150 (オリジナル)版もオーダーメイドで制作します。
CMU-800 MIDI interface : Ready Made
RolandのCMU-800 をMIDI化するレディメイドのMIDI-IFです
MIDI-IF KIT for monotron V2 : kit
KorgのMonotronをMIDI化する為の組み立てキットです。ハンダ付けして組み立てます。
MIDI-IF KIT for SX-150 V2 : Kit
学研のSX-150(オリジナル)用のMIDI-IFキットです。自分ではんだづけして組み立てます。
MIDI-IF KIT for SX-150 mk2 V2 : Kit
自分ではんだ付けして組み立てるMIDI-IFキットです。
MIDI-IF for Monotribe : Easy Kit
Korgのモノトライブにもともと備わっていたMIDI機能を外部に引き出すためのコンバーター基版です。
Mini MIDI-IF : Easy Kit
ジェネラルユースの組み立て調整済み、小さなMIDI-IFです。DIYプロジェクトの中に組み込んで御利用ください。