学生時代に、NECのPC9801の内蔵スピーカーをPWMで動かして、音声再生をしてみようという実験をやっていたころ、内蔵のスピーカーは、箱の中の仕切りの鉄板につけてあるだけだったので、
後ろに、紙で作った箱をつけてみたら、ボリュームが倍増した、という経験があったので、ちょっとためしてみた。
実は、このあとのネタを試すのに、箱の裏からこぼれる音を止めたいというのが、最初の動機だったのだけど、思ったほど効果はない。筐体全体が鳴ってしまっているからかもしれない。とりあえず、何の効果も期待できなかった。
実は本誌にも紹介されている、川窪さんが作られた木の枠のVersion2を見せていただく機会に恵まれた。本誌に紹介されたものは裏蓋は、ベニヤ板、、側板はDIYショップで買える木のはがきで作られていたのだけど、Version2では底板にも1cm程度の厚さの、ムクの板が使われていた。側板との、接続?は黒檀を削って作られた特殊な釘だそうだ。 とにかく剛性があがっており、また加工の精度も、後ろからスライドさせて、装着するとき、スーっという音がして、正面で面が会うときにピシャっという音が聞こえるほどの工作精度。 この出音を聞くまでは、FTUA-150の失敗は、スピーカーのケースを紙で作ったからじゃないかと思っていた。カミさんの化粧品のビンの蓋を芯にしてボール紙を巻いて糊付けして、蓋をつけたもので。空気が抜けないように、裏はホットボンドでかためた。 たとえば、バイオリンや、ギターなど、共鳴する箱としての鳴りが、ボール紙には期待できないからという理由だ。
それなりに剛性の高い、でも薄くて共鳴しやすい板で箱を作り、さらに、ちゃんと塗装する。
そうそう、塗装。超高価な、バイオリンの名器、ストラディバリウスもその価値は塗装に使われたニスにあるのだそうだ。
塗装だから、ポイントは色で、音じゃなさげだけど、実は塗装が音色に大きくかかわる事があるのだ。
ストラディバリウスと比べたらしかられそうだけど、以前、エレキギターを組み立てたとき、塗装する前に音を出したことがある。
白木のままのエレキギターは、音がバンパンとはじけてしまうというか、パラパラと零れ落ちるような音になる。
一方、ペイントを施したエレキギターは、しっとりとぬれた感じの音で、音が木の中に吸い込まれ、その中で長く響いているといか..。若干詩的な表現に頼らなきゃいけないのが残念だけど。
とにかく2つの音はまったく違う。箱に詰めるだけでなく、その箱の塗装もかなり大事な要素になるらしい。
川窪さんが作られた木の枠のVersion2の音を聞かせていただいたときに思ったのは、SX-150のぺらぺらのプラスチックの筐体が、スピーカーと一緒に振動してしまい、音を前面に出せなくなってるんではないかという仮説の可能性を感じた。そんなやすっぽい響きだったら剛性の高い(それなりに重さもある)枠で、振動を止めてしまえという発想。すでにスピーカーのコーン紙が優れた共鳴体になっているのだからそれ以外はすべて不要な振動だという発想だ。
ためしに、平らな板に、SXを押し付けて鳴らしたときと、手にもって、浮かした状態で演奏してみると、スピーカーからの出音が明らかに代わることがわかる。
スティービーワンダーよろしくトーキングモジュレーターをやってみたかったのだけど、不本意ながら、これもネタになってしまった。
SX-150からの音が小さすぎてなのか、スピーカーにうまくチューブを密着させる事ができないからか、なかなかうまくいかない。
これは、後日、1Lのペットボトルを半分に切って、中に、、直径7.7cm(2W)のスピーカーを入れて、ホットボンドで枠を固めてしまい、コーンの裏側は、吸音材代わりに、100円ショップで手に入れたレインボーカツラをつめて、ガムテープでぐるぐる巻きにしたバージョンで、それなりの結果を得て、方向としては間違ってない可能性をつかんではいる。
明和電気の方が、紙コップでトーキングモジュれーターを成功させているビデオを見たときにはちょっと嫉妬した。
まあ、ネーミングの部分で、某国産楽器メーカー、R社のにおいを感じてもらえれば成功なネタという事で。
そうそう、やってみて初めて知ったけど、こんなもん、ホースくわえてパクパクやっときゃなんとかなるもんだろうとおもってたら、大間違い。 ついうっかり、自分はギター弾きながら歌が歌えない事を忘れてた。スティービー並の演奏をするには、演奏技術だけでなく、歌もそれなりに歌えないとだめ。あまくみたらあかんぜよ、TalkingBox!