フィルタ改造2

Chip部品
新しいパネルと、つまみ

前のページでPitchENV.をフィルターのモジュレーションの深さを変えるつまみ(Filter Mod Depth)に変える改造をしたけど、回路部分だけの変更でパネルには手をつけなかった。ところが、先日、 僕の師匠、masa921さん、のページ、masa921 SX-150 MODs.で紹介された、レゾナスつまみの追加の記事を試すには、パネルに穴を空けざるを得ない。
実は、氏のページで紹介されている、「レゾナスのスイッチをはずした跡地に、VRのケツを糊付けしちゃえ」は僕のアイディア。
普通はそんな事しない。SXならではの荒業。
SXについているつまみ、まるでボリュームみたいに見えるけど、実は、半固定抵抗につまみをつけてただけ。グリグリやってるうちに絶対むしれる。ほかのボリュームがだめになるまで、パネルからコケ落ちなければ、OKな手ともいえる。
例によって、師匠の改造をママ試すわけだけど、一ひねりしてみようと、つまみを作って、さらに、パネルの文字を変更するのに、ステッカーを作ってみた。
あれ、写真、一番見せたいつまみが一番遠くにあったりして、変だな。

ステッカー

ステッカー
ついでに作ったステッカーのほうがきれいにできた、ってどーよ!
pARMにも採用したgenieメソッド。
パネルのデザインができたら、反転してOHPシートに印刷。これをシロのスプレーで裏から塗る。金や銀のスプレーでぬれば、メタリックなステッカーも作れる。
乾燥したところですぷれーのりを掛けてパネルに貼り付ける。住友スリーエムの「スプレーのり77」がベストとの事。色々なスプレーを試した結果なのだそうで、そういう試行錯誤の結果はありがたく使わせていただくのが吉。ちなみに、ちょっと試すのにベストな、小缶もある。
そのノリの威力たるや、半端じゃなく、おっと、ミスった、と貼り直そうとすると、OHPシートに吹き付けた塗料丸ごとはがれる。
あらかじめ貼り付ける位置を決めたら、セロテープで半固定し、ペロっとめくって、ノリが掛かって欲しくない部分は、新聞紙などでマスクをして、シューっとやる。
吹き付けるときは、いったんほかのところに試し吹きしてどれくらいの勢いで出るか確認してから。おっと、足りねえかな、グライがベスト。今回はつまみの穴を先に空けてからのりを吹き付けたので、穴から表にノリが回ってしまい、裏も表もべたべた。クリーニングは難航を極めた。貼り付けてから、穴は空けるべし!

つまみを作る

型取りに使ったアイテム
型取りに使ったアイテム

男の料理だよねーって、違うから。
別途、緩やかに検討中のWindControlerのマウスピース部分を作ってみようかとか、前から一度やってみたかったネタ。昔興味を持って調べたときから時間が経って、より楽で、きれいに行けるネタがあるかもと、検索。

そうそう、こーゆーのが欲しかったのよ。とりあえず、商品名をしらべて、東急ハンズへ行って見た。売り場のお兄さんで詳しそうな人を紹介いただいて、色々コーチいただく。まったく同じ成分で、こっちのほうがお安くなってます。って、小売価格が、高いほうを薦められる。

型取り君でかたどり中
型取り君でかたどり中

いや、こちらの商品だと量が多くてたくさん作れるんです。わたしはこれで付け爪を作るんです、ネールアート。
あー、ジャそれをっ...て、だまされたかも。やってみてわかったけど、このサイズのつまみをコピーするなら、URLで紹介した、プラリペアで、5個は楽勝。「1つで十分ですよーわかってくださいよー」といえなかった自分が残念。結局1つ3000円のつまみになってしまった。
写真は、温度で軟化する樹脂ネンド。アッちいネンドをコネコねなんか普通にできるわきゃなく、ゆるめにこねる事になるので、空気が混じってスができる。場合によっては、暖めるのに湯煎したお湯が水滴で混じっていて、こねているうちにブシュっと出てきたり、パッケージに、やけどには注意とか書いてあるけど、このネンド使ってやけどしないヤツがいたら、見てみたい。 まあ、樹脂に予算を掛けすぎてしまったので、ネンドで我慢。精度は出ない。なんとなくそんな感じの形にはなる。精度を求めるのなら、シリコンゴムしかないのは、数年前とそんなに状況は変わってないらしい。

型取り君でかたどり中
型取り君でかたどり中

かたどり君で、型を取るのに失敗する事数回(スができたり、角のところが丸くなってたり)なんか、いけるかもな予感バージョンで、樹脂形成やってみる。おや、楽チン。見た目は数分で固まる。一応気を使って、2時間放置してから、ネンドから取り出した。ついでなので2個作ってみた。 4時間ほど乾燥させてから、ヤスリで形を整えるが、きれいにつやまで出てたりするので、ヤスリで整形が必要な部分は、見えないところにしたほうがよさげ。
いよいよと、VRの軸を突っ込む穴を開けてみたら、表面はぱりぱり、中身はトロトロな、おいしいたこ焼き状態である事が判明。え、たこ焼きって、つまみになるのか?!
トロトロは言いすぎ、デロデロぐらいかな。ま、とりあえず何とかなりそうな雰囲気
。 VRの軸を通す穴は、ズコっと突き抜けると結構すごい事になるので要注意。つまみだったはずが腹巻に変身。確実に妊娠。確率に関心...えーと。ダイジョブ、僕は無事このステップはクリア。
ちゃんと乾燥(中1日)すれば、軸をとめる3mmのイモネジ用のネジを切ったりもOK。ギューギューやらなければ、つまみを止める程度の力にも耐えられそうだ。
精度?プラスチックの塊の真ん中に垂直に穴を開けるなんて、昨日今日ボール盤使い始めたアマチュアにできるわきゃない。楽しきゃOK!見た目優先!

回路について

メインのコンデンサをオーディオ用に換装
パッケージにAUDIOと書かれているこだわり

ついでなので、最近、評判の、東京秋葉原、千石電商で扱われている「オーディオランク」のケミコンに差し替えてみた。いまはともかく、寒くなって、低い音が出るようになったら、このあたりのCの容量が小さいと、低音が寂しいかもねえとか言いつつ、C11と、C6をそれぞれ22uFに変更してみた。(気温の変化で、音程が上下するはずなのだけど...)
回路は師匠の物をそのままがルールだったはずなのだけど、氏の使われた2kのVRが手元にない。んーなもん、普通に在庫ねえよ!とか言いつつ、1kのVRをつけた。

修正箇所
修正箇所。おまけは、VRの足の番号

ショットキーバリアダイオードを使ったリミッタが動作した結果、VCFの出力が直接グランドに落ちないように保護の狙いの1kの抵抗はそのまま1kにしたいところだけど、出力を分圧する事を考えると、ここは1:2の比率が必要だなあと、470Ωに付け替えてみたり、この辺りは、毎度、おっしょさんにご指導いただきながら試行錯誤。
ショットキバーリアダイオードも、手持ちのなんだかわかんないヤツを使ってみた。テスターのダイオードレンジでチェックすると、FVは0.16V。
はずしたスイッチは3接点のものだけど、筐体を固定するための足が2本出ているので合計5本。鉛フリーはんだなのか、中国品質の半田なのか、とにかくアレ。普通にいつも使ってる半田を盛りなおしてからがよさげ。 部品はずしやった事ない人は、まずはジャンク基板で練習。とにかく、練習。実は体育会系
基本的に部品はずしは、それなりの経験がないと無理。白状すれば僕もミスって、パターンはがした。傷が広がらないように削り取ってしまったので、もう、後戻りできない。

ホットボンドで、永遠の仮止め
ホットボンドで、永遠の仮止め

スイッチの筐体部分を止めていた両端の穴はグランドなので、ここはショートしておく。師匠の回路図からは読めない、やってみなきゃわからないポイント。写真には赤1色の虹がかかっている。
VRは両面テープをケツにつけて、ケースに組み込み、軸の向きとか、コノヘーンとかさけびながら、両面テープで基板に貼り付けて位置決めをする。(実はこれだけで結構いける)さらに、取れないようにホットボンドで固定。
追加の部品は、ショットキーバリアダイオード2本と抵抗1本なので、VRに半田付けしてしまった。あらかじめ、部品をVRの足に半田付けしてから、位置決めするのが吉。

雑感

もともと、「レゾナスのつまみをスイッチにした」という割り切りをどう解釈するかによるかもしれない。
普通にメロディーを演奏をしている時は、レゾナス使うかどうかの2択で十分な気もする。ほかの人が出せない微妙なレゾナス具合とか、微妙すぎてだれも気がつかない。むしろ、制御不能感すら漂う、はっきり言ってこれ一体なにに使うの?という不安になるような、すでに、魂すら通り越して、電源の首根っこをつかんで、ガックンガックンに揺さぶるようなレゾナス(あるんです、ええ、世の中に、ないものはないんです)のほうが、ありかもしれない。ためしに、1kとショットキバリアダイオードをはずして1kのVRだけにしてみると、マジにすごい。これで、デモのビデオを撮った日にゃ、女子供には見せられないビデオになってしまうこと確実。
「専用アナログシーケンサSQ-150をつけて、微妙でかつスムーズな変化を徐々に演出」みたいなシーンにはあると面白い。いや、ないとつまらないとも言える。
ただ、なんか、スゲエ苦労してコストも掛けた割には、あらますごいわねで終わっちゃいそ。つまみ1発にこれだけのコストを掛けるのなら、タカチのYM150あたりのケースにに詰め替えて、VRもつまみも一般的な物に付け替えたほうが長く使えたり、実用度を上げられたりしそう...とどれだけ思った事か。
SX-150の筐体って、そういう一般論を語らせない何かを感じる。物の優れた形って、なんかマジックがあるなあ、とか、しみじみ思った。
いや、馬鹿女と知りつつも、やめられない馬鹿男って、いるよなあ、とか言えば簡単。それが、自分だったりする事に気がつくのは早いほうがいいかもしれない。
いや、もっと簡単に言えば、(回路の改造はともかく)すげーコスト掛けてがんばった割には人に薦められない改造になっちゃったかも。