MIDI-IF2

MIDI Connector
SQ-150コネクタバージョン。コンパクト

RJBさんが開発された版を追試させていただき、使っているうちに色々追加の機能がほしなってきたので、作り直してみた。
僕のSX-150はSQ-150を接続する専用コネクタがついているので、それを利用してシンプルに電池レスで接続できるようにするのが第一の狙い。
さらに、MIDIで鳴らすのは、ほかの楽器とのアンサンブルも考えての事で、どうしても、チューニングノブを追加したかった事。あと個人的なこだわり、「アナログちゅーたら、あーた、グライドでしょ」と、オリジナリティを発揮して,とりあえず、実用版をねらってみた。

回路図、パターン例は、9Vの電池で動く前提で準備してあり、ソフトはどちらも共通で使える。写真、ケース図面は、SQ-150コネクタバージョン。この版は小さすぎて電池が入らない。

ソフトについて

MIDI Connector
ステッカーなしだと寂しい!!

ソフトはほぼRJBさんのママ。僕が使っている鍵盤の一番下の音が出るように、レンジを1オクターブ広げた。
以前、pARMをコントロールするためのMIDI-CV周りの設計に詰まって、反転アンプで作るサミングアンプが使えるように、CV、逆さで出そうよーとか、当時、ソフトを書いておられたアルゴ堂さんにわがままな事を言ってたのだけど、AVRのPWMの出力波形の設定は、ペリフェラルの設定を書き換えるだけで実現できるので、ソフトのコアな部分はそのまま、設定だけ1ビット変えて反転で出して、反転アンプを介して正相でだす。
いや、えーと.....反則上等!
RJBさんのオリジナルのソフトは、発音時に、CVの頭に5V/250uSのパルスをCVに混ぜてバシっと出して、ゲートがきれたら、アウトするCVも0Vに切り替える、という仕掛けをソフトウエアで実現されているのだけど、グライドを追加するには、CVがダイナミックに変化されては困るという都合があって、せっかく、SQ-150コネクタをつかうのだから、と、Trig信号をCPUから出して、直接、EGを起動するトリガーを出す方針。
ところが、チューニング用のDCをCPUから出てくる電圧に加算すると、最終出力が、0Vにならなくて、音が途切れなくなってしまう。さらにグライドを付けたのでCVの変化がなだらかになっちゃってやっぱ音が途切れなかったり、色々問題がでてしまった。
結局、普通のMIDI-CVと同様、CVのほかにゲート(正相)でだして、これを使って、リボンコントローラで採用した、バイアスを0にして、アウトも0Vプランへと移行。
結果論だけど、アウトプットも、反転アンプが入っているので定数を修正すれば、まま、1V/OCTオクターブぐらいの、MIDI-CVとしてもそのまま使える。

ハードついて

なかみ
SQ-150コネクタに直結するので電池なし

358。オーディオに使うとひどい音だし、なんか動作のろかったり、リニアリティ良くなかったりとか、いつも使おうと思って、机に出してあるんだけど、ブレッドボードに1度乗せて、回路が動くのを確認したら、結局082とかに差し替えられちゃって、いつまでも机の上に転がってるオペアンプだったりするんだけど、さすがに、5V単一電源で動くオペアンプというと、これ、使いやすかったりして、大活躍。
リニアリティはともかくだけど、そんなに高速な動作が要求されないシンセのCV系にはうってつけ。
色々ソフトも書き換えたのだけど、結局、RJBさんのソフトをシンプルにしただけで、ほかの部分はハードウエアで実現させちゃった感があるかも。
回路図の中で,R4は,電池版では不要。ジャンパーでショートしておく。電池で動かすときはほとんど問題にならないのだけど,SQ-150コネクタで接続して,電源をSX-150から取るようにすると,MIDIのデータを受け取って,フォトカプラが動作するたびにものすごいノイズがでてシンセの電源まで揺らしてしまい,モジュレーションホイルを回すとボリボリとすごいノイズがシンセから出る。その対策として,R4を追加したという経緯。さらに,電池版では0.1uのセラミック(または積層セラミック)で十分なパスコン,47uFから100uF程度に増量する。これはすでにパスコンではなく,フォトカプラ専用の充電地状態。 PCBデザイン例ではケミコンサイズのスペースがとられているけど,電池で動かす場合は,ちいさな0.1u程度で十分。

なんちゃって,Cカーブ
VRと抵抗を並列にして,なんちゃってCカーブのVRにする

グライドは、好みで色々バリエーションが作れる。僕は、癖でちょっとグライド、アゲ気味で使うことが多い。この回路の定数では、グライドが掛からない設定にしても、ちょっとグライド掛かった感じかもしれない。 好みで、C6を変える。多分、1uはでかすぎ。掛かりっぱなしになる。0.2uF程度にして、VR1を1Mにするといいかもしれない。
コンデンサの筐体のサイズの問題でタンタルコンデンサを使ったのだけど、もれ電流が少ないものがいい、ということになっている。フィルムコンデンサもお勧め。
VRには、Bカーブを使っているが、手に入るのなら、Cカーブがいいかもしれない。微妙に使い勝手に影響する。気持ちの良い部分がたんまり使える感じとでも言うか..。 500kBのVRと、150kの抵抗を並列にして使うってのはどうだろう?
グラフは,B列が,500kのVRがリニアに変化。C列は,150kを並列にしたときの抵抗値。なんとなくC-カーブっぽい。もちろんCカーブもどきなので周波数の設定などに使う場合には向かない。

組み立てと調整について

まずは、Tuneのツマミでどのあたりの音程で出そうかな、を設定する。
次に、ドレミと弾いてみる。どうも、思ったとおり音程があがらない、と思ったら、spanのつまみを、右方向に回す。もう一度ドレミを弾いてみてチェック。ドは、さっき弾いたドの音にくらべて、上にずれた音が出るので、勘違いしないようにする。
逆に、ドレミが本当のドレミより高くなったら、spanのつまみを、左方向へ。 今度はさっき聞いたドよりも、低い音が出る。調整は難しい。あ、来たかな?と思ったら、オクターブを出してみる。きちんとでてれば、OKだけど、たぶん、自分が出したかったドじゃないドへ移調してるので、もう一度、Tuneのつまみを動かして、狙いの音程に戻す。 あら、せっかく合ったはずのオクターブが微妙にずれるので、合わせなおし。このサイクルを2回か3回は繰り替えして、微妙にあわせる。
実は、こうして微妙に合わせても、SX-150側が温度によって音程がずれて、オクターブの設定もずれる。室内での使用に限れば,とりあえず,1曲ぐらいはもつ,ぐらいに考えておく。
まあ、ギタリストなら、1曲演奏し終わったらチューニング見直すのが普通。電子機器なだけでなく、楽器、ということで。